桜桃「紅秀峰」について
桜桃の外敵対策
我家の桜桃は、果実の最終肥大の途上ですが、
害虫(カメムシ)と害鳥(スズメ)の被害が、
収穫間近になり、一層顕著になっています。
スズメの方は、防鳥ネットで防げますが、
カメムシ類は殺虫剤を散布しても、
一時的に居なくなるが、
翌日には戻って来て、果実を齧っています。
[佐 藤 錦]
[月 山 錦]
[紅 秀 峰]
対応策としては、化学的な方法より、
物理的な防除の方が確実ですので、
重要品種の「月山錦」と「紅秀峰」には、
紙袋で覆う事にしました。
紅秀峰(桜桃)の幼果
人口受粉の結果確認です。
「佐藤錦」に比べ、「紅秀峰」の方が、
授粉後の果実の肥大が顕著で、
咲いた花の半分以上は受粉しているようです。
今後、生理落果により、
大部分の幼果が淘汰されますが、
収穫まで残る果実の数は、
昨年よりは多そうな予感がします。
桜桃の収穫終了
今年の桜桃は、
授粉直後の異常気象のためか、
果実の肥大途中での落果が多く、
例年の1割程度の収穫量でした。
比較的実付が良かった「紅きらり」も色付きが悪く、
このまま、木に残しておいても意味が無いので、
収穫することにしました。
今年の様な不作は初めての経験です。
人の力でコントロールできない事が、
原因のような気がしてきました。
桜桃用防鳥ネット
桜桃が色付き始めたと思っていたら、
早速、野鳥に突かれていました。
そこで急遽、ネットを張り、
果実を保護する事にしました。
雨除け用のシートは、
この防鳥ネットの上に張る予定です。
「紅きらり」を除き、
例年の10~20%の結実量ですが、
あと、1~2週間で、
収穫可能と思います。
紅秀峰と紅きらり
両者共植付け5年目の若木で、
今年の開花、授粉状況も、
大差なく経過しましたが、
「紅秀峰」は、殆どの果実が、
綿棒の先位の大きさで肥大が止まり、
黄色に変色して枯れ落ちてしまい、
まともな果実を探すのに苦労する位です。
それに対し、「紅きらり」は、
例年並みに果実が順調に肥大し、
現在、パチンコ玉大となり、
数100個の収穫が見込まれます。
[紅秀峰]
[紅きらり]
程度の差がありますが、
「紅秀峰」と同じ傾向です。
生理落果の一種と思いますが、
「紅きらり」には影響がないのが、
原因究明のヒントになるように思います。
スタークリムソンの開花
先日の「紅秀峰」に続き、
「スタークリムソン」の、
開花が始まりました。
2月に枝を誘引した時に、
主幹が裂けた為、大幅に切り戻しましたが、
切り戻し位置のすぐ下の、
花束状短花芽の中央の葉芽が、
伸び出してきたので、
主幹の修復が出来そうです。
桜桃の接ぎ木
桜桃の接ぎ木をしました。
台木は、野鳥により運ばれた種から、
我家の畑の彼方此方に発芽した、
暖地桜桃の小苗です。
また、今年の穂木は、「紅秀峰」と、
「3L佐藤錦」です。
今後生えてくる雑草の中に埋まるため、
例年、不用意な接触事故が多く、
何本活着するか予想できません。
ナポレオン(桜桃)の現状
植付け後15~16年経過したナポレオンですが、
昨年1年間で、枝数も増え、
今年は、花芽の数も倍以上に増加しました。
現在、どのように、
枝や花の整理・剪定すべきか、
考慮中です。
なお、ナポレオンは、
我家では、佐藤錦等の桜桃の、
人工授粉用花粉の採取用ですが、
他の桜桃の収穫終了の約2週間後に、
収穫出来るので、割に重宝しています。