スモモの剪定
スモモの花芽と葉芽の区別が付くようになったので、
開花前の最終剪定を行いました。
剪定に際し、最近発行されたスモモの教本
(平成24年12月発行)を参考にしましたが、
同書の記述のように育てていると木が大きくなり過ぎて、
当園のスペースでは不都合が生じそうです。
そこで今年は、全く自己流ですが、次のような方針で、
我家のスモモ2本の剪定を実施しました。
①花芽のない枝は付け根から切り取る。
②花芽付きの枝は、花芽の先で切り落とす。
[貴陽]
[バイオチェリー]
この結果、総ての枝先には花芽が付いた状態になり、
樹形も比較的コンパクトになりました。
しかし、このような剪定をすると、
今後、多数の徒長枝が発生する事が予想されますが、
開花後、結実の状況を見ながら、適宜剪定していくつもりです。
なお、前記の参考書によりますと、
スモモの栽培の最大の課題は受粉であるように書かれており、
確実な受粉方法を確立するのが先決であるとも思います。
月山錦(桜桃)
ネット上では、月山錦の結実収穫が難しいとの事ですが、
何が問題なのかを確認するため、
2年生花芽付き苗を平成23年12月に購入し植付けました。
但し,この苗木(樹高1.2m)は花芽を多数付けてはいるが、
2年生にしては、主幹の直径が10mm前後、
最大の枝の直径は5mm程度の不健康な苗で、
多分、矮性台木に高接ぎし、成長抑制処理されたものと思われます。
[月山錦(現状)]
[月山錦(結果枝]
昨年は、受粉・受精しても、結実収穫まで果実が育つかどうか
危ぶまれましたが、最終的には、10数個結実し、
収穫まで育ったのが3個という結果でした。
[昨年の結実状況(平成24年6月)]
今年の状態は、昨年無理に結実させたためか、
昨年に比べ、殆ど成長していません。
(各枝先は0~80mm程度の伸び)
しかし、各枝と短果枝の付け根部は1割程度は
太くなっているような気がするので、
今年は5個以上の果実が収穫出来れば上出来と思われます、
上記の様な虚弱苗では、
今後もまともな収穫が望めないので、
昨年3月に急遽、棒苗を購入し植付けました。
[月山錦(平成24年3月植付け)]
こちらは、順調に成長し、植付け後1年で、
側枝数8本、主幹の直径35~40mmとなり、
前記の花付き苗の3倍以上の太さになりました。
今年の開花は望めませんが、
来年から月山錦増産の戦力になればと期待しています。
節分草
3年程前に岡山県英田町の群生地の
直売所でポット苗を購入した節分草です。
当初は2株だけでしたが、
3年で10株前後に増えてきたようです。
また、節分草のポットの中に、
野草の小苗が偶然入っていたので、
これも地植えしました。
直売所の人の話では、アマナのようで、
節分草の培養土の中にアマナの球根か種子が
混ざっていたのではないかと思います。
小苗の数はかなり増えたのですが、
まだ花が咲いたのを見たことがありません。
今年も花が咲きそうにないと思われます。
ダイコン
今、畑に植わっているダイコンは、
昨年9月に種から育てたもので、
12月頃より少しずつ収穫しています。
また、ダイコンは煮物・漬物の他、
自家栽培のユズを利用した「ユズ大根」や、
千切りにし天日干しにした「切り干し大根」等
色々加工して利用しています。
[ユズ大根 ]
[切り干し大根 ]
我家の柑橘類
柑橘類はユズとスダチのかなり古い木があります。
いずれも、料理用に重宝しております。
一方、生食用は20数年前に植えた
数本の温州ミカンの木を更新中です。
[ユズ〈30~40年生〉]
[スダチ〈20~30年生〉と温州ミカン]
その他、デコポンと金柑があります。
[デコポン〈7・8年前に植付け〉]
殆ど無農薬栽培のためか、
昨年は、ハモグリバエと
コナカイガラムシの被害が甚大でした。
今年はこれらの害虫駆除に力を入れようと思います。
タマネギ
タマネギは病害虫に強く、比較的育てやすい野菜です。
播種・植付け時期をずらすことにより、
現在3種(左からA,B,C)のタマネギが育っています。
Aは昨年9月上旬に苗を購入し植付けたものです。
昨年末より少しずつ収穫し料理に使用しています。
Bが早生種、Cが普通種です。
早生種Bの方が、やや成長が早いようです。
[ タマネギA ]
イチゴ
我家のイチゴは、
毎年、量は僅かですが12月に収穫出来ます。
収穫後、冷気〈外気〉にあて、
先週末に、追肥を与えマルチングしたところです。
また、イチゴについては
毎年、2~3品種を育て、
味比べをしています。
今年は、数年前から勝ち残っている「章姫」と、
昨年来、苗を増殖してきた
「とちおとめ」の2品種となります。
桜桃の幼木
毎年、知人・友人に配っておりますが、
珍しいためか、好評で、
数量増加を求められています。
年間10kg程度の生産量では、
このような需要に対処できないので、
数年前に、新たに苗木を追加購入しました。
上記の3本のうち、昨年(平成24年)には、
紅秀峰で10個、紅きらりで3個収穫出来ました。
[紅秀峰の結実〈平成24年6月撮影)]
各樹2桁の収穫を目論んでいます。
また、ネット上では
「地植えより鉢植えの方が早く結実する」と言う風評が多いですが、
植え方・植え場所にはあまり関係ないように思います。
スタークリムソンも2年で花芽らしきものが見られます。
[スタークリムソン〈平成23年12月植付け)]
なお、スタークリムソンは、
桜桃が5月に収穫出来れば良いのにと思い
昨年急遽導入したものです。
メジロ
自宅の庭の楓の枝に自家栽培の果実
(主としてカキと柑橘類)を刺しています。
すると、色々な小鳥がやってきます。
一番頻繁にやってくるのはメジロとヒヨドリです。
[メジロ]
両者とも果実は自分の物と思っているらしく、
熾烈な争奪戦を繰り広げていますが、
ヒヨドリの方が圧倒的に優勢で、
いつも、ヒヨドリの勝利に終わり果実を独占します。
そこで、ヒヨドリが果実に近づくと、
家人が追い払うことにし、これを何回も〈何日も〉
繰り返しているうちに、
ヒヨドリは人間の姿を見るとあわてて逃げるようになります。
、
その結果、最終的には、人がいない時はヒヨドリが、
人が見ている時はメジロが果実を啄ばむようになります。
この状態が、毎日夜明け前から夕方まで続き、
あたかも、メジロとヒヨドリが自宅の庭に
住み付いているようです。
通りすがりの野鳥達も安全な場所と認識するようで、
メジロ以外にも色々な種類の野鳥が
自宅の庭にやって来ます。
[ジョウビタキ]
写真はメジロを撮影中に、少し離れた所にいた野鳥です。
ハナイカダの小枝にとまっています。
栗
3年程前に下記の2種類の栗の木を植えました。
いずれも渋皮の剥離し易い品種のようです。
[ポロタン]
昨年、「白栗」を5~6個収穫しました。
結構大きく甘くて香りの良い味であり、
新茶・新米ならぬ新栗を9月に食べられる事は、
自家栽培ならでのメリットと感じました。
一方、「ポロタン」は台木部分の外皮のほぼ全周が、
害虫に齧られ瀕死状態でしたが、
この1年でようやく回復し、今年は初結実が見られそうです。
柿 (13/2)
当園には、30~40年前に植えた西条柿と富有柿があります。
いずれも毎年500個以上の実がなります。
西条柿は干し柿に、富有柿に生食及び小鳥の餌にしています。
[ 富有柿(手前)/西条柿(後方) ]
特に、干し柿は好評で、毎年知人からのリクエストが多く
数量不足気味の状態が続いています。
そこで、5年程前に西条柿をもう1本植付けました。
[ 選抜西条(平成20年植付け) ]
非常に実付きのよい品種で、
毎年、実を多く成らせすぎるため、
木は一向に大きくなりません。
桜桃について
我家には、10数本の桜桃がありますが、
収穫の主力は、写真の手前からナポレオン、
佐藤錦1・2・3の4本です。
いずれも、10~15年生で、
昨年はこの4本で約1500個
(10kg程度)の収穫がありました。
[ナポレオン]
[佐藤錦2]
なお、桜桃の収穫には、雨よけ・鳥よけ対策が必須です。
樹高を高くすると設備が大掛かりになるので、
樹高が極力2m以下になるように
枝の剪定と誘引に苦労しています。
この作業は現在進行中で2月中には終了予定です。
[枝先の様子]
暖地桜桃があります。
[暖地桜桃]
使用することにより桜桃の結実が安定しました。
無剪定でも枝は毎年5~10cmしか伸びません。
枝の先端が葉芽で、先端部以外は
総て花芽という状態を毎年繰り返しています。
スモモの現状
我家にはスモモの木が3本あります。

いずれも植付け3年目の若木で2年間は殆ど無剪定でしたが、
昨年秋に思い切った剪定・枝抜きをしたつもりです。
しかし、まだ徒長枝が多く残っているように感じられます。
ただ、2年枝には昨年に比べ結構多くの花芽が付いており、
また、昨年数個ずつですが、結実収穫出来たので、
今年は、二桁の収穫を期待しているところです。

しかし、両樹とも収穫期が8月であること、
桜桃の収穫後、スイカやトウモロコシが食べられるようになるまで、
即ち7月に収穫出来る果実が無いことに気付きました。
そこで、スモモの極早生種「帝王」を急遽植付けました。

結果が出るには3年後ですが、これで桜桃の収穫後、
スモモ、スイカ、ブドウ、クリ、イチジク、ナシ、カキ、ミカン等、
年末まで種々の果実の収穫が繋がることとなると思います。
テーマ : 果樹栽培・畑作・稲作
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